2009年07月12日

魅惑のオオカミノベルズセレクション・6月

よいしょー!
お久しぶりです。オオカミです。
気づいたら6月が終わっていました。
なので恒例にしようと思っていた「オオカミノベルズセレクション」シリーズをやります。

今回は合計10冊。うーん、読んだなぁ〜。

というわけで、早速レビュースタートぉ!

6月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3862ページ

ホルモー六景ホルモー六景
読了日:06月03日 著者:万城目 学

以前読んだ「鴨川ホルモー」を同僚に貸す→同僚がはまる→同僚がこの本を買ってくれる→貸してもらう
という流れで読書。

短編集っすね。ほとんどファンアイテムに近い感じ。
ただクラーク博士とか、梶井基次郎の檸檬とか、そういう現実世界とリンクさせた話は面白かった。

・・・そして楠木(ボンちゃん)好感度アップ小説です。
これ読む前にまずは『鴨川ホルモー』を読んでくださいな。


文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
読了日:06月07日 著者:京極 夏彦

映画『魍魎の匣』を観る→古本屋で姑獲鳥の夏を発見→『魍魎の匣』の前の話だと知る
という流れで読書。
「古本屋兼陰陽師」である京極堂がほぼ主役の京極堂シリーズの第一弾。かっこよい。
宗教的な話と理系的な(科学的)な話を京極堂が凡人・関口巽にわかりやすく教えながら「奇妙な」事件の真相に迫るミステリ。でもミステリとしてはどうなんだ?これ。あくまで「奇妙な」事件なので解決も「奇妙」でいいのかも知れないけどねぇ。
京極堂の話は、普段オオカミが愛読する本に比べると難しい事ばかり言ってるので、読むスピードが落ちます(笑)


八日目の蝉八日目の蝉
読了日:06月10日 著者:角田 光代

同僚がさり気に貸してきたので、何も言わずに読書。
一言で言うと、他人の(とも言いけれないけど)赤ちゃん奪って逃げながら育てる女性の話。
と、その奪われた赤ちゃんが成長した後の話の二本立て。
個人的にはどきどきはらはらする前編のが好きかなぁ。ぐっとくるのは後編だけれどもね。
前編では「おまえ、もうちょっと考えろよ!!」と絶叫したくなるシーンがいくつかありますが、必死なんだよねぇ、きっと。


秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
読了日:06月12日 著者:米澤 穂信

先月猛威を振るった『限定シリーズ』の続編です。
『夏季限定』でコンビ解消をした小鳩君と小佐内さんがそれぞれに恋人を作りつつ、それぞれの視点で放火事件を眺める、という構成。そして両者に絡む、新聞部部長となった堂島健吾が無駄に成長しているというお話。
小鳩&小佐内コンビが好きだっただけに、ちょっと微妙・・・


秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
読了日:06月16日 著者:米澤 穂信

読んじゃったものは仕方がない。上巻だけでやめるわけにいかないでしょう、というわけで読書。

最後の20ページのために、上巻とこの下巻があるのです。
結局、二人のコンビを読みたかったっていうオオカミでした。。。


そのときは彼によろしく (小学館文庫)そのときは彼によろしく (小学館文庫)
読了日:06月18日 著者:市川 拓司

映画「今、君に逢いに行きます」「ただ、君を愛してる」の原作者→古本屋で『そのときは彼によろしく』を見つける
という流れで読書。
えー、この作家さんの詳しいオオカミ的解説は映画レビューの「ただ、君を愛してる」を参考にしてください。さっき間違えて「ただ、肝を愛してる」と打ってしまいました。どうみても飲み屋のつまみについての小説です、本当にありがとうございました。

話を戻しましょう。
で、この小説の内容はオオカミ的には「やっぱりまたかよ!!」
ってなります。何がまたなのかってのは上の記事を読んでね。ホントどうでも良い冗談を挟んだためにブログがぐだぐだです。ゴメンナサイ。

まぁ、簡単に言うと、職場で涙腺が潤んじゃった、って事ですよ。


Q&A (幻冬舎文庫)Q&A (幻冬舎文庫)
読了日:06月21日 著者:恩田 陸

先月に引き続きの恩田陸ブーム。
常にQuestionの地の文とAnswerの会話文のみで進む。そういう意味で、全くまともな地の文ってやつはない。

内容は大型スーパーで急に大勢の人が逃げ出し、パニックに陥り、多数の死者を出した事件のインタビュー集。
無個性なキャラクター達の様々な角度、視点から事件を眺めることによって読者に事件の全容を「想像」させよう、という趣旨。
というわけで結構注意深く読まないと何がなんだかわからなくなりがち。一気読み推奨。

で、この作家さんは最後の最後でトンでも現象で事件を片付ける癖がある。そこを許容できれば、良い作家として映るんだろうけど、ミステリって分野で書いている上ではちょっと厳しいよね。オオカミはそんなに「解いてやろう!」って意気込んで読むタイプの人間じゃないんで結構好きなんですけどね、この作家さん。

本書もそのケースかも。。。いや、ちょっと違うかな。。この人、単にトンでも現象が好きなんだよね、きっと。
「はぁ?わけわかんない!」って怒らない自信がある人が読めば良いと思う。


羊たちの沈黙羊たちの沈黙
読了日:06月25日 著者:菊池 光,トマス ハリス

母親のお古。をいまさら読んでみた。
言わずもがな有名なレクター博士です。
映画では表現しきれない微妙なクラリスの心情とかはよかったんですが・・・
すげぇ日本語が読みづれぇ。
訳が下手なのか、そもそも海外の文章を訳するとそうなのか、オオカミの頭が残念なのか。。。

個人的には、ぽけーっと映画で見てた方が良かったかなぁ。。

まぁ、レクターが脱走するあたりからテンションあがりっぱでしたけど。


203号室 (光文社文庫)203号室 (光文社文庫)
読了日:06月26日 著者:加門 七海

なんか平積みしていて、ホラーだったんで購入。

・・・ちょっと薄すぎるだろ、中身。
田舎から東京の大学へ。一人暮らしへの希望と夢を詰めての上京。でもそこは呪われた部屋でしたー。もう身も心もぼろぼろです、的なお話。
逆に映画にしたら映えると思うな、この作品。



向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
読了日:06月30日 著者:道尾 秀介

「本格ミステリ大賞」の最終候補作品。今月のイチオシ。
狂人大戦争。

にしても救われない話です。
ネタばれしたくないんであれなんですけど、
最初読んでると「なんか変だな?作者がヘボなだけ??」
と思いますが、ご安心あれ。最後まで読むと
「えっ!そうなってたのかー!!全部納得!!」
ときれーに収めてくれます。そのラストの衝撃がすごすぎて、
冷静に考えると、「あれ?あいつほっといちゃマズくね?」と思い出される人がすっぱり「どうでも良いこと」ととして脳が処理してしまいます。怖いね。うん。

とりあえず先入観を無くして読んでください。
重くてえぐいんで、そういうのが苦手な人は駄目かも知れませんけど・・・

最後に一言。警察、もうちょっとがんばれ。

読書メーター




というわけで、6月期オオカミノベルセレクションでしたー。



・・・今気づいたけど、読んだの全部紹介してたら「セレクション」じゃないよね?
posted by オオカミ at 13:50| Comment(3) | TrackBack(1) | 小説・エッセイ・コミック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
オオカミさんの読むスピードが早すぎて完全についていけません!泣

Q&A、私もちょっと前に読みました。
ガッカリしますよねー。
読み終わって本ぶん投げてやろうかと思いましたもの。

ミステリーはあまり読まないのですが、オオカミさんのレビュー読んで面白そうだったので向日葵の咲かない夏読んでみようと思います♪
Posted by 雨 at 2009年07月13日 08:57
猛威ってなに?
Posted by BlogPetのジロー at 2009年07月13日 14:02
>雨さん
そうですねー。最後直前まで良い感じなんですけどねぇ。
「またかよ、恩田!!」
って思って笑って許しているオオカミがいます(笑)

読む速度は・・・
これが通勤マジック!!
Posted by オオカミ at 2009年07月14日 23:45
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